博士じゃ。
今週は、「船舶免許」のウンチクじゃ。
心して聞くのじゃ。
春になると、
なにか新しいことに
チャレンジしたくなる人も多いと思うが、
釣りが好きなら、
船舶免許にチャレンジしてみる……
というのは、いかがかのぉ?
岸からでは狙えない
大物を釣るためには、
水深の深い場所に
行く必要があるが、
それには船があると便利じゃ。
しかも自分で操縦する船なら、
好きなポイントを狙えるうえ、
自分で探したポイントで
魚が釣れた時の喜びはひとしおじゃぞ。
船を操縦するためには、
当然ながら船舶免許が必要で、
船舶免許には、
操縦できる船の大きさや種類、
操縦できる場所によって
4種類があるんじゃ。
総トン数が
20トン未満までの船なら、
操縦できる範囲に制限がない
「1級小型船舶操縦士免許」。
操縦できる船の大きさは、
1級と同じで、
操縦できる範囲が
海岸から5海里=およそ
9キロメートルまでに限られる
「2級小型船舶操縦士免許」。
2級小型船舶操縦士免許の一種で、
総トン数5トン未満の船に限って、
湖・川と指定区域だけで操縦できる
「湖川小出力限定免許」。
そして、水上オートバイを
楽しむため特殊小型船舶免許じゃ。
海で釣りを楽しむなら、
まずは「海の普通免許」とも言われる
「2級小型船舶操縦士免許」があれば十分じゃ。
取得するには、身体検査、
学科試験、実技試験を
パスする必要があるが、
自動車と同じように、
免許取得のための教習所があるので、
試験のためのコツは
しっかり教えてもらえるぞ。
「2級小型船舶操縦士免許」の場合、
ボート免許教室は、
15歳9か月から受講できて、
免許は16歳の誕生日以降に
発行してもらうことができる。
取得するために必要な費用は、
だいたい10万円前後じゃ。
この春は、船長を目指して、
船舶免許に
チャレンジしてみてはいかがかのぉ?