
博士じゃ。
今週は「イシモチ」のウンチクじゃ。
心して聞くのじゃ。
頭のなかにあって、
耳のような働きをする石
「耳石」が非常に大きいため、
「イシモチ」と呼ばれておるが、
本当の名前はスズキ目ニベ科の「シログチ」じゃ。
水深20~100メートルの
砂地や泥地に生息していて、
大きなモノは40センチを超すんじゃ。
船釣りはもちろん、
堤防や海釣り施設でも
狙うことができる身近なターゲットじゃな。
釣り上げるとグーグーと鳴くのも特徴で、
これは鳴いているのではなく、
浮き袋を振動させている音なんじゃ。
冬から3月頃までが、
沖釣りのハイシーズン、
おかっぱりで狙うなら、
夏から秋にかけてが釣りやすい。
釣り方は、沖釣りの場合は胴突き仕掛け、
投げ釣りの場合は、天秤仕掛けが一般的じゃ。
エサはゴカイやアオイソメがじゃ。
アタリは「ゴツゴツ」と明確じゃが、
早アワセは厳禁。
じっくり待って、
竿先が絞り込まれてから
アワセるのがコツじゃぞ。
旬は春から夏にかけてで、
白身でクセが無く、
塩焼きで食べるのが一般的じゃが、
きちんと処理した、
釣り立てのイシモチは、
刺身にしても美味しいんじゃ。
お試しあれ!