
博士じゃ。
今週は、「りゅうきゅう」のウンチクじゃ。
心して聞くのじゃ。
「りゅうきゅう」という
料理を知っておるかのぉ?
魚の切り身を醤油ダレに漬けた、
いわゆる「漬け」のことで、
大分の郷土料理なんじゃ。
沖縄の漁師につくり方を教わって、
地元に持ち帰ったことから
「りゅうきゅう」と
呼ばれるようになったという説もあるが、
正確な由来は不明じゃ。
ただ、大分で漁師さんたちの間で、
まかない飯や保存食として
広まっていったのは確かなようじゃ。
釣った魚は、お刺身で
さっぱりと食べるのも美味いが、
「漬け」にすると、コクが加わって、
さらに白米に合うようになるので、
おすすめじゃぞ。
りゅうきゅうの作り方は簡単で、
醤油とみりんを、2:1で混ぜて、
そこにすりゴマを少々入れた漬けダレに
刺身を数分間漬けておくだけ。
ブリ、カンパチ、マダイ、アジ、
マグロなどいろいろな魚で作ることができて、
魚によっては、漬けダレに
ショウガやニンニクを足したり、
卵黄を乗せてユッケ風にしたりと
アレンジも自在じゃ。
釣った魚で、
白米をかっこみたい時には、
「りゅうきゅう」を試してみるのじゃ。