The Burn - Fm yokohama 84.7

釣り博士のマメ知識『「ヒレ酒」のウンチク』

博士じゃ。
今週は、「ヒレ酒」のうんちくじゃ。
心して聞くのじゃ。

寒い季節は、
日本酒の熱燗が恋しくなる季節じゃな。

特に、キャンプで飲むヒレ酒は最高じゃ。

ヒレ酒は、温めた日本酒に
炙った魚のヒレを入れて、

ヒレの香りが移った熱々の
日本酒を楽しむ飲み方じゃ。


作り方は簡単で、
ヒレもよく使われるフグ以外にも
いろいろな魚で作れるので、

釣れた魚で試してみるのもオススメじゃ。

ただし、皮や筋肉に
毒を持つフグなどは
ヒレ酒にはできないので注意するのじゃ。


では、ヒレ酒の作り方を教えるぞ。

まずは、キッチンバサミで、
魚からヒレを切り取るんじゃ。

ヒレは、胸ビレでも、
尾ビレでも、背ビレでもOKじゃぞ。


切り取ったヒレはよく洗って、
塩でぬめりを取ったら、

木の板などに貼り付けたり、
竹串に刺したりして、
天日干しで乾燥させるんじゃ。


生乾きだと生臭さが出てしまうので注意じゃ。

ヒレをしっかり乾燥させたら、
網やトースターを使って、
弱火でじっくりと炙るんじゃ。


ゆっくりと火を通すことで、
生臭さが残らず、
香ばしさが際立ってよりおいしくなるぞ。


焦がしてしまうと苦みが出るので、
焦がさないように注意じゃ。


炙り終わったらあとは、
日本酒に入れるだけじゃ。


ヒレ酒にする場合、
日本酒は75度から80度ほどまで
温めるのがおすすめじゃ。


80度はかなり熱めじゃが、
ヒレの旨味成分の
アミノ酸などが溶け出す温度が70度以上なので、

ヒレ酒では熱くするのがポイントじゃぞ。

熱々のお酒に焼き立てのヒレを浸して、
フタをして3分ほど蒸らせば完成じゃ。


ヒレの香りと旨味が溶け出して、
琥珀色になった日本酒は、
何とも言えない旨さじゃ。

ぜひ味わってみるのじゃ。
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