The Burn - Fm yokohama 84.7

釣り博士のマメ知識『「海水温」のウンチク』

博士じゃ。
今週は、「海水温」のウンチクじゃ。
心して聞くのじゃ。

魚は、外部の温度によって
体温が変化する「変温動物」なので、

人間よりもはるかに
温度変化に敏感で、

わずか1℃の水温変化でも、
魚の活性を大きく左右するんじゃ。


一説には、魚にとって
水温1℃の上昇は、

人間にとっての5℃から
10℃の気温変化にも
匹敵すると言われておる。


なので、水温に急激な変化があると
活性が変化したり、

心地いい水温の場所に
移動してしまったりすることも多いんじゃ。


魚によって
快適と感じる水温は違うので、

狙う魚の適水温と、
釣り場の水温を
知っておくことが肝心じゃな。


その日の水温だけでなく、
数日間の水温の変動も
一緒に見ておくと、

より釣果への影響を
知ることができるかもしれんぞ。


ちなみに、海の水温の変動は、
地上の気温変動から
1ヶ月から2ヶ月遅れていて、

最も水温が高いのは、
8月から9月頃、
最も低いのは
2月から3月頃となっておる。


これは、海は
陸上に比べて熱しにくく、
冷めにくいため、

太陽の日差しが
大量の海水をあたためるには、
時間がかかることが理由じゃ。


もう季節も変わってきたのに、
なかなか狙いの魚が釣れない。

そんな時は、
実は陸上と海中の
季節変動の差が原因かもしれんのぉ。
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