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ANAウィンドサーフィンW杯 横須賀・三浦大会!/ 国枝信哉選手、穴見知典選手

ADモーリーです!

昨日のGood To Goでは、
ANAウィンドサーフィンW杯
横須賀・三浦大会に出場した
プロウィンドサーファーの
国枝信哉選手と
穴見知典選手をお迎えしました。


国枝信哉選手:
津久井浜「TEARS」オーナー、
日本ウインドサーフィン協会理事。
ANAウィンドサーフィン
W杯横須賀・三浦大会の実行委員。

穴見知典選手:
1997年生まれ。 
大分を拠点に活動。
2018年にPWA World Tour
日本人初のPWA年間王者。
スラロームとフォイル・フォーミュラで
現在日本ランク1位。


ー国枝さんは今回実行委員長も務められましたが、
 どんな大会となりましたか?

国枝さん
『来場者数が32,000人、
 視聴者数を合わせると12万人。
 世界でもっとも
 注目されているレースなので、
 
視聴者数で言えば、
 実行委員会としては大成功でした。』

ー日本人もたくさん出場されて、
 最高位は佐伯さなさんの6位でした。
 素晴らしいですよね!

国枝さん
『素晴らしいですね。
 おそらくもっと上にいけた
 日本人選手もいたんですけど、
 W杯はレベルが高いので、
 自分の走りが
 出来なくなることもあるんです。
 ただこの18歳のさな選手は
 上手く走れて
 素晴らしいレースだったと思います。』

ー配信の映像がスゴかったですよね。
 ドローンを使った空中撮影もありましたが、
 そのコーディネートも
 国枝さんが担当されたんですか?

国枝さん
『そうですね。
 ドローンのパイロットを2人選びました。
 撮影のレベルも
 どんどん上がってきていますね。』

ー配信を見ていると
 
フォイルに乗っている選手が多かったですね。


国枝さん
『僕はフィンも使ったんですけど、
 強風域でフォイルを使うのって
 結構難しいんですよ。
 身体の小さい日本の選手は
 フィンを使う人も多かったと思いますよ。』

ー穴見選手はフォイルとフィンの
 両方を使うんですよね?

穴見さん
『はい。』 

ーどっちが速いとかってあるんですか?

穴見さん
『フォイルの方が
 アベレージスピードが落ちないので、
 上手く乗れれば速いまま乗り続けられます。
 フィンはターンや曲がる時に
 どうしてもスピードが落ちるので、
 そこら辺をみんな考えながら、
 乗れる人はフォイルに乗る感じです。』

ー今大会のお二人の結果はいかがでしたか?

国枝さん
『自分はプロとして
 いろいろ空回りして、
 良い走りは全く出来なかったです。
 納得いくレースじゃなかったので、
 反省しています。
 でも大会は大成功に終わったので、
 実行委員会としては
 最高だという想いはあります。』

穴見さん
『僕もめちゃくちゃ
 良かったかと言われると
 そうではないんですけど、
 自分の力は出し切ったかなと思います。
 僕はこの大会に1回目から
 出ているんですけど、
 海外の速い選手がやってくるので、
 僕としては毎回日本で
 この大会が開催されるのは、
 良い経験になりますし、
 今回もたくさん学ぶことが
 多かったので満足していますよ。』

ー今回はどんな学びがありましたか?

穴見さん
『海外の選手は世界の
 トップレベルの選手なので、
 道具の扱いやセッティングなど
 本当に細かいところが洗練されていて、
 そういうのを見ると、
 また来年のW杯に向けて、
 どんな練習をしようかとか
 考えるきっかけになりますね。
 みんな使っている道具が違うんです。
 オリンピックはワンデザインなんですが、
 今回は道具の制限はあまりなく、
 どのメーカーのを使っても良いし、
 組み合わせや選手の乗り方に合わせた
 道具の形など、本当に細かいところが
 しっかりしている選手が速かったりと
 本当に刺激になりましたね。』

ー会場の楽しみ方の話ですが、
 今回はシュミレーターがあったそうですね?

国枝さん
『はい。
 NTT様と
 日本ウィンドサーフィン協会の
 共同で日本人選手をいかに
 速く走らせるかを
研究しているんですが、
 その流れでウィンドサーフィンを
 シミュレーション出来る機械を
 NTT様が作ってくださって、
 一般の方がそれに乗ると
 ウィンドサーフィンを
 擬似体験出来るんです。』

ーNTTさんとは
 どういう研究をされているんですか?

国枝さん
『GPSでスピードを計算したり、
 セイルやボードにセンサーをつけて、
 選手の動きを機械に取り込んで
 その動きをVRに投影したりしています。
 海外の選手の体型になったつもりで、
 日本人選手が体験することも出来ます。』

ーフォイルというのは一般の方々も
 すぐに手を出せるようなものなんですか?

国枝さん
『出せます。
 5年前くらいに出始めて、
 最初は難しかったんですけど、
 今は一般の方も楽しんで
 乗れるくらい簡単になってます。
 性能も良くなってます。』


ー映像だとものすごいスピードが
 出ているように見えたんですが、
 どのくらいのスピードだったんですか?

穴見さん
『僕でだいだい55キロくらい。
 トップ選手のファイナルとかだと
 60数キロのスピードが出ていて、
 ちょっとしたミスでフォイルが
 ジャンプしちゃったりするんです。
 少しのミスも許されない
 状態で乗っているので、
 その辺も見どころだと思います。』

国枝さん
『自分も50キロ前後ですかね。
 それくらいスピードが出ると
 コントロールが難しくなるんですよ。』

ー最後に今後の展望や
 目標を教えてください。

穴見さん
『僕はとりあえず
 パリオリンピックを狙っています。
 まだ代表は決まっていないので、
 それを目指して練習しています。』

国枝さん
『来年のW杯を大成功させるために
 すぐに動き出して頑張りたいのと、
 自分も選手としてもっと練習して、
 最高な走りが出来るようになりたいですね。』

ー国枝さんはコーチもされていますね。

国枝さん
『東京オリンピックに出た
 須長由季選手のコーチとして、
 今度もスペインに行くんですが、
 コーチをすることによって
 学ぶことも多いですし、
 選手をいかに速く
 走らせるかっていうことも
 勉強していきたいですね。』

国枝信哉選手、
穴見知典選手ありがうございました!
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