
博士じゃ。
今週は、「魚編に秋」のウンチクじゃ。
心して聞くのじゃ。
漢字で魚編に秋と書いて、
なんと読むか分かるかのぉ?
正解は、イナダじゃ。
イナダは、言わずと知れたブリの幼魚じゃ。
体長が、40~60センチがイナダの目安じゃな。
ブリよりも脂が少なく、
さっぱりとした味わいと
引き締まった身が特徴で、
刺身や煮物、焼き物、
汁物などで食べるとうまいんじゃ。
イナダは、秋に出回るから、
魚編に秋という漢字が
使われるようになったそうじゃ。
そして、実は、魚編に秋と書いて、
もうひとつ読み方があるんじゃ。
それは、「カジカ」じゃ。
カジカは、日本固有の川魚で、
小型のカサゴの仲間じゃ。
渓流釣りのゲストとして釣れることがあって、
塩焼き、空揚げ、
汁物などにするとうまいんじゃが、
生息数が減少している魚なので、
リリースするのがおすすめじゃ。
石川県の加賀料理では、
カジカをゴリと呼んで、
料理に使われるので、
食べてみたい人は、
石川まで旅行で行ってみてはいかがかのぉ。
ちなみに、漢字の本場、中国に行くと、
魚編に秋は、「ドジョウ」に使われているんじゃ。
魚編に秋と書いて、
いろいろな読み方があるのは不思議じゃのぉ。