The Burn - Fm yokohama 84.7

釣り博士のマメ知識『「ビワマスジギング」のウンチク』

博士じゃ。
今週は、
ビワマスジギングのウンチクじゃ。

心して聞くのじゃ。

ビワマスは、
琵琶湖の固有種で、

大きいものだと
60センチほどに
成長するサケ科の魚じゃ。


見た目は、サクラマスに似ておるのぉ。

琵琶湖で数年間、
回遊生活を送った後に

10月頃になると
産卵のために生まれ
故郷の河川を遡上する、

サケとよく似た生活史をたどる魚じゃ。

刺身にすると鮮やかな
サーモンピンクの身に
マグロにも負けない上質な脂がのって

口の中でとろける味わいが楽しめ、
塩焼きやムニエル、揚げ物など、
どんな料理にしても美味しい魚なんじゃが、

地元でも流通量が少ないことから
「琵琶湖の宝石」と言われている高級魚じゃ。


とても貴重な魚なので、
釣りに関するルールも厳しく、

釣るためには、ビワマス漁の
許可を得た釣り船に乗船する必要があり、

許可を得ていないマイボートや
おかっぱりでは釣ることはできないんじゃ。


また、30センチ以下は捕獲禁止で、
持ち帰れる数は、ひとり5匹までじゃ。


ビワマスは水深が深い水域を回遊しているので、
船でルアーを流して釣る
トローリングで狙うことが多いんじゃが、

最近になってジギングで狙う
「ビワマスジギング」のメソッドが確立してきて、

ガイド船も出ているんじゃ。

狙う水深は状況によってさまざまじゃが、
ジグは40~50グラムを使うことが多く、
スーパーライトジギングや
タイラバのタックルで代用することも可能じゃ。


産卵シーズンの10月、
11月は禁漁じゃが、

ガイド船は9月一杯まで楽しめるので、
ちょっと遅い夏休みは、
琵琶湖でジギングなんていかがかのぉ?
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