The Burn - Fm yokohama 84.7

釣り博士のマメ知識『「サヨリ」のウンチク』

博士じゃ。
今週は、サヨリのウンチクじゃ。
心して聞くのじゃ。

サヨリは、漢字で
「針に魚」や
「細い魚」と書くように、

サンマのように細長い魚で、
下顎が尖って突き出ていて、
朱色になっているのが特徴じゃ。


大きなものは
40センチ前後まで成長し、

20センチ前後の
小さなものは「エンピツ」、

さんまサイズの大きなものは
「カンヌキ」などと呼ばれておる。


サヨリは、海面を群れで泳ぎ、
動物プランクトンや小さなエビ、
浮遊する海藻などを食べていて、

群れが接岸していれば、
磯や堤防から釣ることができるんじゃ。


夏から秋にかけては、
エンピツサイズが中心、

カンヌキサイズを狙うなら
11月から3月がおすすめじゃな。


釣り方は、ウキ釣りや
フカセ釣りのほか、

ポイントが遠い場合は、
専用の仕掛けを使った
カゴ釣りも有利じゃ。

エサはオキアミじゃ。

サビキ釣りでも
釣れないことはないが、

サヨリは海面近くを
泳ぐことが多いので、
サビキでは水深が合わせにくく、

また、サヨリを釣り上げた時に、
サヨリの長い体に、
サビキのハリが刺さってしまって

仕掛けが
ぐちゃぐちゃになってしまうこともあるんじゃ。


ポイントは、防波堤の角など、
潮通しの良い場所が有利で、

臆病な魚なので、
群れを散らさないよう、
静かに釣ることが肝心じゃぞ。


また、回遊魚なので、
昨日まで爆釣してたのに、
今日はもぬけの殻、
なんてこともあるので、

最新情報をチェックすることが肝心じゃ。

白身の高級魚で、刺身や天ぷら、
塩焼き、干物などにすると美味しいんじゃ。
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