The Burn - Fm yokohama 84.7

釣り博士のマメ知識『「カマスサワラ」のウンチク』

博士じゃ。

今週は、「カマスサワラ」のウンチクじゃ。
心して聞くのじゃ。

カマスサワラは、
カマスのような
突き出た口先と尖った歯を持つ

サワラの近縁にあたる魚じゃ。

サワラと同じように体は細長く、
最大では2メートルを超す
大型のフィッシュイーターじゃ。


若い時には、
黒い横縞があるのが特徴で、

釣り人には、英語名の「ワフー」、
漁師の間では
「沖サワラ」とも呼ばれているんじゃ。


熱帯や温帯エリアに広く分布していて、
相模湾では、活イワシやルアーで
キハダやシイラを狙っていると、

時たま釣れる程度だったんじゃが、
ここ数年は温暖化の影響か、
群れに遭遇する確率が
増えているようじゃ。


ヒットした瞬間から猛然と突っ走るので、
リールのドラッグ調整はもとより、

歯が鋭いので、リーダーは太めが肝心じゃ。

ちなみに、カリブ海で
釣りざんまいの生活を送っていた
作家のヘミングウェーは、

「カジキやシイラも速いが、
ルアーに掛かった
カマスサワラのスピードは驚くほど速く、

さらに、料理食材としては
ゲームフィッシュの内で味も随一」とほめているんじゃ。


味は淡白で、
サワラに比べるとやや劣るが、

伊豆諸島では、
島寿司のネタとして欠かせない魚で、

ちょっと味が濃いめの照り焼きや
ムニエルにしても美味しいんじゃ。


また、カロリーが低いので、
体重が気になる人には特にお薦めじゃぞ。
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