The Burn - Fm yokohama 84.7

釣り博士のマメ知識『「トビウオ」のウンチク』

博士じゃ。
今週は、トビウオのウンチクじゃ。
心して聞くのじゃ。

この時期、シイラやカツオ、
マグロを狙って遊漁船に乗ると

移動時に釣り船にびっくりして、
海面から勢いよく飛び出して、
飛行するトビウオをよく見かけるのぉ。


トビウオは、その名前の通り、
長い尾びれと翼のような
胸びれを使って空を飛ぶことができるんじゃ。


日本近海には
30種ほどの
トビウオがいると言われていて、

大型の種類になると、
600メートルも飛べるそうじゃ。


トビウオの旬は
地域によっても変わるが、
おおむね初夏から
秋にかけてが旬じゃ。


トビウオは、タタキや
刺身で食べるとおいしい魚なんじゃが、

それよりも、さっぱりとした
上品なダシが取れるので
「あごダシ」の原料として有名で、

トビウオの卵「とびっこ」は、
寿司ネタとして好まれておる。


ぜひ釣って食べてみたいものじゃが、
釣りで専門に狙うのは難しく、

たまたま釣れたらラッキーじゃな。

ちなみに、
簡単にトビウオを
捕まえる方法もあるんじゃ。


それは、毎年この時期に、
伊豆の土肥(とい)で開催されている
「トビウオすくい」じゃ。


辺りが暗くなった夜に、
漁船に乗って出港。


1キロほど沖合に向かい、
集魚灯に集まってきた
トビウオを網でキャッチできるんじゃ。


トビウオのほかにもダツやサヨリなど、
いろいろな魚をすくえるそうじゃぞ。


今年は、7月1日(土)まで、
毎週金曜日と土曜日に
開催しているそうなので、

詳しくは、主催している
土肥温泉旅館協同組合に
問い合わせてみるのじゃ。
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