The Burn - Fm yokohama 84.7

釣り博士のマメ知識『「カメノテ」のウンチク』

博士じゃ。
今週は、「フナムシ」、
「テトラポッド」、「フジツボ」に続いて、

釣り場でよく見かけるものシリーズ第4弾、
「カメノテ」のウンチクじゃ。

心して聞くのじゃ。

磯で釣りをしていると、
干潮の時に岩の隙間にビッシリと
張り付いているのをよく見かけるカメノテ。


その名の通り、見た目がカメの手に
似ているからカメノテと呼ばれておる。


一見すると貝の仲間にも見えるが、
実は、エビやカニと同じ甲殻類じゃ。


クロダイやイシダイ狙いの釣りで、
エサとして使われることもあるのぉ。


そんなカメノテじゃが、
スペインやポルトガルでは
カメノテの仲間が、
高級食材として扱われているんじゃ。


日本でも各地で食用とされていて、
最近では流通量も増えていて、
居酒屋などで出てくることもあるんじゃ。


旬は夏で、5月から8月くらいがベストシーズンじゃ。

磯の香りが強く、
濃厚なダシがとれるので、
みそ汁にすると絶品。


塩ゆでや酒蒸しにしてもうまいんじゃ。

ちなみに、カメノテは
漁業権の対象となっている地域もあるので、

採取する場合は、
事前に調べるなど、注意が必要じゃぞ。
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