The Burn - Fm yokohama 84.7

釣り博士のマメ知識『「フジツボ」のウンチク』

博士じゃ。
今週は、「フナムシ」、
「テトラポッド」に続いて、

釣り場でよく見かけるものシリーズ第3弾、
「フジツボ」のウンチクじゃ。

心して聞くのじゃ。

釣り人なら岩場や
テトラポッドに群生している
フジツボを見たことない人はいないじゃろう。


ちなみに、フジツボは貝殻のように硬く、
岩場にガッチリとくっついているので
貝の仲間かと思っている人も多いかもしれんが、

実は甲殻類で、エビやカニの仲間なんじゃ。

釣り船の船底やスクリューにも、
大量のフジツボがついてしまうことがあって、

船底の水流抵抗を増やしてしまうので、
速度で10%以上、
燃費でも最大40%も
悪影響を与えてしまうんじゃ。


そんな厄介者のフジツボじゃが、
青森県などでは
高級食材として料理に使われたり、

水の中でもくっつく接着剤の
開発に向けて研究されたりもしているんじゃ。


釣りでは、クロダイ狙いの
落とし込み釣りの餌としても活用できるぞ。


ちなみに昔から
都市伝説のように囁かれている、

フジツボが張り付いている岩場で転んで、
膝にケガをしたら、

膝の中でフジツボが増殖していたという話。

もちろん実際には
そんなことはありえないんじゃが、

ただ岩場では、フジツボで
思わぬケガをすることがあるのは事実。


フジツボが多い岩場では十分に気を付けるのじゃ。
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