
博士じゃ。
今週は、アユモドキのウンチクじゃ。
心して聞くのじゃ。
アユモドキという
淡水魚を知っておるかのぉ?
形や色がアユに似ていることから
アユモドキと名付けられたんじゃが、
実はドジョウの仲間で、
大きさは15センチほどじゃ。
ドジョウの仲間の
トレードマークでもあるヒゲが、
口の周りに3対あるので、
アユと間違えることはないじゃろう。
国の天然記念物にも
指定されているので、
日本を代表する魚ともいえるが、
現在は、琵琶湖・淀川水系と
岡山県内のごく一部エリアでしか
生息が確認されておらず、
知名度がいまいち高くないのが残念じゃ。
アユモドキは、
生息域の環境の変化や、
オオクチバスやカムルチーなどの
外来魚による食害もあって、
生息場所がますます狭められていて、
絶滅危惧種にも指定されておるんじゃ。
「種の保存法」で、
捕獲などが禁止されているので
生息エリアでもしも釣れてしまった時には、
必ず優しくリリースするのじゃ。
知らなかったでは済まされんぞぉ。