
博士じゃ。
今週は、「カワムツ」のウンチクじゃ。
心して聞くのじゃ。
川釣りでの身近なターゲットのカワムツじゃが、
意外と知名度は低い魚かもしれんのぉ。
というのも、カワムツは、
別名ハヤとも呼ばれるが、
ハヤは、カワムツのほか、ウグイ、
オイカワなどをひとくくりにした呼び名で、
カワムツが釣れても、ハヤとひとまとめにされて、
雑魚(ざこ)扱いされてしまうことが多いんじゃ。
カワムツは河川の中流域、
アユの生息地域を中心に分布していて、
湖や沼、溜め池でも普通に見られるコイ科の魚じゃ。
大きさは最大で20センチほどじゃ。
カワムツを専門に狙って釣ることは少ないが、
オイカワやアマゴ釣りのゲストとして、
本命が釣れない時にも、
遊んでくれる、癒しの魚でもあるんじゃ。
ポイント、釣り方、
餌などはオイカワ釣りと、同じでOK。
オイカワが流れのある浅い瀬を好むのに対して、
カワムツは、どちらかと言えば、
流れの緩やかな淵や岸寄りの木の下などに棲んでおる。
基本的には食用にはされないが、
丁寧な下処理をすれば、
揚げものや甘露煮などで食べることもできるんじゃ。
春から夏にかけて身近な川で
気軽に狙えるカワムツ釣り、
チャレンジしてみてはいかがかな。