博士じゃ。
今週は、「タラジギング」のウンチクじゃ。
心して聞くのじゃ。
昨日は、雪が降ったのぉ。
ところで、「魚へんに雪」と書いて、
何と読むか知っておるかのぉ?
答えは、寒い時期の
鍋料理でもおなじみの魚、タラじゃ。
なぜ魚へんに雪かというと、
タラは「雪が降る寒い季節に多く獲れるから」とか、
「身が雪のように白い魚だから」
という説があるんじゃ。
スーパーの魚売り場でも
マダラやスケトウダラは定番の魚じゃが、
東北エリアで冬場の貴重な釣りのターゲットとして
人気となっているのが、マダラじゃ。
マダラは、水温12度くらいまでの
冷水域に生息する魚で、
日本では、日本海や東北より
北の太平洋岸に棲んでいる魚じゃ。
日本に分布するタラ類3種の中では最大種で、
大きくなると1.2メートルを超えるんじゃ。
マダラはルアーへの反応が良く、
ジギングで釣れるので、
東北では、「タラジギング」と言われて人気になっておる。
東北のタラ釣りのシーズンは、
6~9月の夏ダラの季節と、
オスの白子が成熟し始める
11月頃からの冬ダラのシーズンがあるんじゃ。
冬シーズンの初期は
水深200メートルくらいの深場のポイントなんじゃが、
マダラが産卵期を迎える2月頃から、
産卵後の荒食いをしている5月頃までは
水深100メートル前後でも狙えて、
ライトなジギングタックルでも十分に狙うことができる。
クセのない白身は、鍋にすると絶品じゃぞ!