
博士じゃ。
今週は、魚醤のウンチクじゃ。
心して聞くのじゃ。
魚醤は、漢字で書くと、
「魚」に「醤油」の「醤」と書く。
醤油が大豆などの
植物性原料で作られるのに対して、
魚介類と塩を主な原料にして作られる、
液体状の調味料が「魚醤」じゃ。
ハタハタなどの魚に
塩を加えて熟成させる秋田の「しょっつる」や、
カタクチイワシを塩に漬んで、1年くらい発酵させる
タイの調味料ナンプラーなどがお馴染みじゃな。
多くの魚醤は、
甘さを伴った豊かなコクがあって、
クセが強いのが特徴じゃ。
そんな魚醤じゃが、
実は自分で作ることもできるんじゃ。
熱湯消毒したガラス容器などに、
カタクチイワシなどの小魚をぎっしりとつめ、
魚の重さの20%ほどの塩を入れる。
空気に触れないようにラップで落し蓋をして、
さらに、しっかりとフタを閉めて、あとは待つこと半年。
発酵が進んで身が崩れてきたら、
キッチンペーパーなどでろ過して、液体のみを抽出。
出来上がった琥珀色の液体が魚醤じゃ。
サビキ釣りで、
カタクチイワシや豆アジが釣れ過ぎた時に、
チャレンジしてみてはいかがかのぉ?