博士じゃ。
今週は、
「釣りで使われる単位”号”」のウンチクじゃ。
心して聞くのじゃ。
釣具を買うときに、
初心者が分かりにくいもののひとつが、
単位の”号”じゃ。
釣り船に乗るときには、
オモリは何号で、ラインは何号以下で
……と指定されることも多いのぉ。
この「号」という単位は、
オモリでも使われるし、
糸の太さでも使われていて、
それぞれ、別の意味になるので、
ややこしいんじゃ。
オモリの単位の「号」は、1号が、3.75グラム。
カワハギ釣りなどで使う25号なら、
3.75×25で、93.75グラム。
ヤリイカ釣りなど、
深場を狙う釣りで使う200号だと、
750グラムじゃ。
イカ釣り用の疑似餌、
エギの大きさも、号で表されるが、
エギの号数は、重さではなく、
長さが基準じゃ。
エギは、1号が長さ1寸、およそ3センチ。
アオリイカ狙いのエギングでよく使う3.5号だと、
10センチくらいじゃ。
エギの号数はあくまでも長さなので、
重さはメーカーによってバラバラなんじゃ。
そして、ややこしいのが、
釣り糸の太さを表す号数じゃ。
釣り糸の太さを表す「号数」は、
ナイロン、フロロ、ポリエステルの釣り糸については、
1号の太さが、
直径0.165ミリメートルという規格があるんじゃ。
1号、1.5号、2号
……と、数字が大きくなるほど太くなるんじゃが、
実は、号数と太さは単純な比例関係にはなっていない。
2号は1号の2倍の太さではないので、注意が必要じゃ。
さらに、PEラインの場合は、
号数表記にまた別の基準があって、
太さではなく、
重さが基準になっているので、ややこしいんじゃ。
釣り糸を選ぶ時に号数で迷ったら、
釣具屋さんのスタッフに聞いてみるのがおすすめじゃぞ。