博士じゃ。
今週は、ブリ、ヒラマサ、
カンパチの見分け方のウンチクじゃ。
心して聞くのじゃ。
釣りで狙える青物の中でも、
特に釣り人の人気が高く、
憧れの魚ともいえるのが、
ブリ、ヒラマサ、カンパチの3魚種じゃ。
どの魚も大型になると1メートルを超え、
青物ならではの強烈なファイトも楽しめ、
さらに、食べてもとても美味しい魚じゃ。
ただ、この3種の見分けはなかなか難しい。
一番見分けやすいのが、カンパチじゃな。
名前の由来にもなっている、
目と目の間にある漢字の
「八の字」の模様で見分けが可能じゃ。
ただ、この模様は成長するにつれて
薄くなってしまうので、注意が必要じゃぞ。
そして、特に見分けが難しいのは、
ヒラマサとブリじゃ。
ヒラマサは、
海のスプリンターと呼ばれるだけあって、
ブリよりも遊泳力が高く、
全体のフォルムがやや平たくて、
ブリよりもスリムな印象じゃ。
とはいえ、スリムかどうかは
並べてみないと分かりにくい。
では、一番見分けやすいポイントはというと……
胸ビレの位置じゃな。
胸ビレが、ボディの黄色いラインに
重なっているのが、ヒラマサ。
胸ビレが、黄色いラインに
重ならない位置にあるのが、ブリじゃ。
ただ、最近では、ヒラマサとブリとの
交雑種も確認されているようなので、
一筋縄ではいかないようじゃ。
いずれにしても、この3種が釣れたら嬉しいことは変わりない。
ぜひ自分の手で釣ってみるのじゃ!