博士じゃ。
今週は、「ヒラ」のウンチクじゃ。
こころして聞くのじゃ。
ヒラという魚を知っておるかのぉ?
ヒラスズキのこと?と思った人も多いと思うが、
ヒラスズキではなく、
非常に「平たい」形をしているので、
「ヒラ」と名付けられた魚じゃ。
見た目は、ニシンにそっくりで、
大きいものでは50センチを超えるんじゃ。
国内では西日本に多く生息していて、
有明海や岡山県では、
釣りのターゲットしてもメジャーな魚じゃ。
とくに有明海では、釣り人に
「有明ターポン」と呼ばれて親しまれておる。
群れが沿岸に回遊する5月から11月にかけて
防波堤から手軽に狙うことができて、
アジングのタックルと
釣り方をそのまま流用できるので、
最近人気が高まっているんじゃ。
味もとてもいい魚なんじゃが、
体が平たいので身が薄く、しかも小骨が多いので、
ほとんどの地域で食用となっていないんじゃ。
ただ岡山県ではスーパーでも
普通に売っているほどメジャーな魚で、
小骨の処理方法など料理法が熟知されているので
刺身、酢の物、塩焼きなど、
いろいろな料理で食べられておる。
なかでも揚げ物は、
骨切りをしなくても
小骨が気にならずに食べられるのでおすすめじゃぞ。
釣れたら試してみるのじゃ!