The Burn - Fm yokohama 84.7

釣り博士のマメ知識『「魚の測り方」のウンチク』

博士じゃ。
今週は、「魚の測り方」のウンチクじゃ。
心して聞くのじゃ。

魚の”長さ”には
いろいろな測り方があるので、

ややこしいと思っている人も
多いのではないじゃろうか?


長さで、一番メジャーなのが「全長」じゃな。

魚の全長とは、頭部の先端から、
尾ビレの先端までの長さのことじゃ。

釣った魚のサイズを計測する際に
良く用いられる寸法じゃな。


続いては、体の長さと書いて「体長」じゃ。

魚の尾ビレは損傷しやすいので、
尾ビレの先端まで測る「全長」だと、

正確な大きさを測れない場合もある。

そこで、とくに学術的な分野などでの
測定で使われるのが、

尾ビレの長さを含めない「体長」じゃ。

「体長」を測る時には、
頭部の先端から尾ビレの付け根までの
長さを測ればOKじゃ。


最後に、シーバスの大会などで
よく使われるのが、「尾叉長」じゃ。

単に「叉長」ということも多いが、
これは、魚の頭部の先端から、
尾ビレが二又に分かれる
中央の凹んだ部分までの長さのことじゃ。


マダイなど、尾ビレが
二股に分かれている魚の大きさを測る場合に、

尾ビレの損傷による
測定誤差を避けるためによく使われるんじゃ。


他にも、その魚独特の測り方もあって、
例えば、タチウオの場合は、
魚の体高、つまり腹ビレの付け根から
背中までの長さを指で測って、

指3本とか指4本とか言う場合もある。

釣った魚の大きさを測って記録を付ける場合、
体長で測るのか、叉長で測るのか、
測り方を揃えておくことが肝心じゃぞ。
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