The Burn - Fm yokohama 84.7

釣り博士のマメ知識『「タコマイレージ」のウンチク』

博士じゃ。
今週は、「タコマイレージ」のウンチクじゃ。
心して聞くのじゃ。

東京湾では今、
マダコ釣りが熱くなっておるが、

東京湾のマダコと同じくらい人気の
ブランドダコと言えば、
兵庫県の「明石ダコ」じゃな。


明石海峡の早い潮流にもまれたマダコは、
筋肉質で身が引き締まっていて、
とてもうまいんじゃ。


なんでも明石ダコは、
足が太く、短く、筋肉質なので、
釣り上げると、
陸で立って歩くほど力強いそうじゃ。


そんな明石ダコじゃが、
実は近年、漁獲量が低迷しておる。

なんと去年は、ピーク時の
8分の1にまで激減してしまったそうじゃ。


そこで、乗り出したのが、マダコの資源管理。

そして、資源管理のために
今年5月から開始されたのが、

明石とその近隣エリアの漁協に所属する
遊漁船を利用する釣り人を対象にした

「タコマイレージ制度」じゃ。

もともと兵庫県では、県の規則により、
100グラム以下のマダコは釣り上げても
リリースすることになっているんじゃが、

「タコマイレージ制度」では、
100グラム以上のマダコを、

放流用として漁協に提供すると、
マダコ1杯につき、1ポイントがもらえるんじゃ。


そして、ポイントが貯まったら、
5ポイントでノーマルステッカー、
15ポイントで銅のステッカー、
30ポイントでシルバーステッカー、
そして50ポイントで
ゴールドステッカーがもらえるんじゃ。


ポイント集めを楽しみながら、
ステッカーをゲットできるだけでなく、

資源の保護に貢献できるのは、
なかなかいい試みじゃな。


東京湾でも、
たくさん釣れた時や小さいマダコが釣れた時は

リリースして、資源を保護していきたものじゃな。
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