博士じゃ。
今週は、
「レイクトラウト」のウンチクじゃ。
心して聞くのじゃ。
レイクトラウトは、
「湖に棲むトラウト」のことではなく、
主に北アメリカ北部に分布する
淡水性のイワナの一種じゃ。
イワナの中では一番大きく、
最大では、46.3キロの個体が記録されているそうじゃ。
体長は、最大で1メートルを超える、
まさにモンスターイワナじゃな。
レイクトラウトには、肉食性のものと、
プランクトンを食べるものの2タイプがおって、
プランクトン食性の方が数は多いんじゃが、
大型化するのは、肉食性のレイクトラウトじゃ。
日本では、昭和41年にカナダから
栃木県の中禅寺湖に移入されたモノが自然繁殖していて、
レイクトラウトが生息しているのは、
中禅寺湖だけなんじゃ。
そのレアさと、モンスター級の大きさ、
爬虫類を思わせる風貌も相まって、
多くのトラウトアングラーが、
レイクトラウト目当てに中禅寺湖に集まってくるんじゃ。
釣り方は、スプーンやミノーを使った
ルアーフィッシングが一般的で、
湖底を探るようにルアーを操作するのがコツじゃ。
解禁は、4月から9月中旬までで、
岸からキャスティングでねらえるのは、
解禁直後と禁漁直前のみ。
水温が上がってくると、
水温が低い深場に潜ってしまうんじゃ。
ワシもいつかはメーターオーバーの
レイクトラウトを釣ってみたいものじゃのぉ。