The Burn - Fm yokohama 84.7

釣り博士のマメ知識『「ニシン」のウンチク』

博士じゃ。
今週は、ニシンのウンチクじゃ。
心して聞くんじゃ。

ニシンは、ニシン目ニシン科の海水魚で、
サビキ釣りでお馴染みの
コノシロやサッパと近い仲間じゃ。


京都の「ニシンそば」などで有名な魚で、
おせち料理でお馴染みの
「数の子」は、ニシンの卵じゃ。


ニシンは毎年春になると、
産卵のために北海道沿岸に近づいてくるので、

北海道では、
「春告魚(はるつげうお)」とも呼ばれておる。


その昔、北海道ではニシン漁で
財をなした網元たちが、

競って豪華な家を建てて、
それがニシン御殿として
親しまれておるんじゃ。


その後、乱獲や海の環境の変化で、
北海道のニシンの漁獲量は
どんどん減ってしまっていたんじゃが、

実は数年前から復活してきて、
今年もニシンが豊漁となっているそうじゃぞ。


そんなニシンじゃが、
北海道では堤防や
防波堤から釣ることもできるんじゃ。


シーズンは、2月から5月。
この時期は、数が狙えるうえに、
脂の乗りがよくて、
数の子を持ったニシンが釣れるため、

北海道では
人気が高い釣りになっているんじゃ。


サビキ釣りや、
ジグサビキでも狙えるので、

初心者にもおすすめの釣りじゃが、
ニシンが接岸した情報が入ったら、
すかさず釣りに行かないと

なかなか釣果をあげることは難しいんじゃ。

ニシンは、30センチ前後にまで成長するので、
サビキ釣りで、2匹、3匹とかかると、
引きはなかなかじゃぞ。


北海道で釣れたてのニシン、
食べてみたいものじゃのぉ。
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