博士じゃ。
今週は、魚の寿命のウンチクじゃ。
心して聞くのじゃ。
釣れた魚の大きさを計りたくなるのは、
釣り人のサガじゃが、
釣れた魚がいったい今何歳なのか?
魚の年齢について
考えてみたことはあるかのぉ?
魚の寿命は、千差万別で、
ワカサギやアユのように
平均寿命が1年程度と非常に短命な魚から、
500年以上生きる
ニシオンデンザメまで、さまざまなんじゃ。
一般的には、大きい魚ほど
寿命も長い傾向にあるんじゃが、
成長のスピードや産卵の仕方の違いもあるので、
必ずしも体が大きければ
寿命が長いというわけでもないんじゃ。
例えば、サンマの寿命は2年ほどじゃが、
サンマより小型のマイワシは、
7年生きると言われておる。
釣りの対象魚の寿命はというと、
マアジは5~6年、サバは7~8年、
ブリやスズキ、マグロ、ヒラメなどは10~20年程度、
キンメダイは20年以上と言われておる。
もっと長寿な魚としては、
真鯛は、20~40年、
ハタ類は、40~50年、
ウナギは、50~70年も生きるそうじゃ。
これから真鯛のノッコミシーズンを迎えるが、
大きな真鯛が釣れたら、
もしかしたら釣り人よりも
長く生きている”先輩”かもしれないぞ。
ちなみに、イカやタコは非常に短命で、
1年程度で生涯を終えるものが多いんじゃ。
魚が釣れたら、
いったい何年生きて来た魚なのか?
考えてみるのも面白いかもしれんのぉ。