The Burn - Fm yokohama 84.7

釣り博士のマメ知識『「エソ」のウンチク』

博士じゃ。

今週は、「ホウボウ」のウンチクじゃ。
心して聞くのじゃ。

ホウボウは、フレンチやイタリアンで
「本日の鮮魚」としてもよく見かける高級魚じゃ。

羽根のように大きく発達した、
色鮮やかな胸ビレがトレードマークで、

見た目にかなりインパクトがあるので、
一度見たら忘れない魚じゃな。


胸ビレの内側は、濃いうぐいす色で、
鮮やかな青に縁取られていて、

胸ビレを広げると、まるで鳥のように見えるため、
英語ではSea Robin=海のコマドリと呼ばれておるんじゃ。

胸ビレの下には、3対の指のようなものがあって、
指の先では、味を感じることもできるんじゃ。
この指で海底を歩き回って、砂にもぐった獲物を探り、
エビやカニなどの甲殻類や小魚を食べるんじゃな。

オスは浮き袋を収縮させて、
カエルのようにグーグーと鳴くことがあるので、
これがホウボウの名の由来ともいわれておる。

大きなものは50センチほどまで成長して
引きも強いので、
平塚を中心に専門船も出ているほど、

釣りの対象魚としても人気じゃ。

サバの切り身などをエサに狙うエサ釣りか、
ジギングで狙うことができる。

骨がゴツゴツしていて身は少ないが、
刺身やカルパッチョにすると、
透明感のある白身で歯ごたえがあって絶品じゃ。

他にも塩焼きや唐揚げ、
ブイヤベースなどにすると、美味しいんじゃ。


おめでたいレッドカラーのボディーと、
鎧兜を着けた武士を連想させるゴツゴツした姿から、
お祝いの魚として使われることも多く、
赤ちゃんのお食い始めに使われることもあるんじゃ。

相模湾でもシーズンインしたホウボウ釣り、
チャレンジしてみてはいかがかのぉ?
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