博士じゃ。
今週は、神奈川のブランド魚のウンチクじゃ。
心して聞くのじゃ。
日本全国には、
いろいろなブランドされた魚があるが、
神奈川県にももちろんブランド魚がある。
東京湾と相模湾の2つの海に面した神奈川県には、
三崎・小田原に代表される25の漁港があって、
沿岸の魚から深海魚、遠洋のマグロまで、
実に様々な水産物が水揚げされているんじゃ。
その漁獲量は、魚介類、
海藻類など合わせて年間2万トン近いんじゃ。
さらに、河川や湖でも様々な魚が獲れて、
相模川や酒匂川のアユ、芦ノ湖のワカサギは有名じゃな。
そんな神奈川県でブランド魚というと、
平塚のシイラ、松輪(まつわ)サバ、
江の島カマス、小田原のイシダイ、
横須賀のワカメなどがあるんじゃ。
とくに有名なのは、
サバの最高級ブランド「松輪サバ」じゃな。
松輪サバは、三浦市の松輪地区で
水揚げされるサバのことで、
大分県の「関サバ」と並び称される
高級サバのブランドの一つじゃ。
通常のサバが、市場で1キロ当たり
500〜600円で取引されるところ、
松輪サバは、
1500〜3000円で取引されているんじゃ。
エサが豊富な東京湾で育ったサバは、
肉付きがよく、脂がのった特別な味わいで、
マグロより美味いという人もいるほどじゃ。
そして、これから1月から3月に旬を迎えるのが、
小田原のイシダイじゃ。
冬場のイシダイはこってりとした
脂が乗り、歯ごたえは抜群。
噛むと独特の旨みと個性的な脂の香りが、
口いっぱいにあふれるんじゃ。
ブランド魚は買うとなかなかの値段なので、
ブランド魚を狙いに
釣りに行ってみるのもいいかもしれんのぉ。