The Burn - Fm yokohama 84.7

これでいいのか登山道 現状と課題 / 登山道法研究会 著

ADモーリーです!

まだまだアウトドア初心者のわたくしADモーリーが
様々なアウトドア書籍から、
初心者なりにこれはびっくりだな!とか、役立つぞ!
と思った知識をピックアップして載せていくこの企画。


題して、
「ADモーリーのアウトドア書籍から学ぼう!」


今回は、ヤマケイ新書から12/18に発売された
これでいいのか登山道 現状と課題
」をピックアップ。
こちらの本は、
日本全国、どこの山にも整備され、
多くの人が利用する日本の登山道にフォーカスし、
それが抱える問題について論じた本となっています。
そんな「これでいいのか登山道 現状と課題」から、
アウトドア初心者のわたくしがまず注目したのは…




 「登山道は誰が管理しているのか




国と都道府県で整備し、
 維持管理されている登山道は一部に過ぎない。
 多くの登山道は、人が歩くことにより
 自然発生的に形成されたものであり、
 事実上管理者が不明のままで、
 山小屋関係者の自助努力や
 地域の山岳団体などの
 ボランティア活動により維持されている。』

 (本より引用)



誰が管理しているかを気にしながら
登山道を使用している人は少ないのではないでしょうか?
現在、法的管理が出来ないかという
論議が始まったばかりだそう。
誰かがボランティアで管理しているかもしれない、
そう考えながら登山をすれば、
自ずと登山道を綺麗にキープする気持ちが出てきそうです。




続いて注目したのは...





「多様化するニーズのなかでの登山道」





『楽しさばかりを過度に押し出した
 テレビ番組や雑誌、ウェブメディアの記事、
 SNS投稿から得られる知識だけを参考に
 「登山という危険を伴う(しかし素晴らしい)遊び」に
 親しむ人が多いのも実情だが、
 親身にアドバイスしてくれる仲間や機械を得ないまま
 登山を実践している人が多いのも実情だ。
 SNS等で伝わる内容は、好条件下での理想的な
 様子に偏りがちで、荒天時の厳しさなど
 負の要素も含めて的確に教えてくれるものではない。』

 (本より引用)


これはアウトドア番組をやっている
私たちが気をつけなければならない問題。
毎週お届けしている山の情報の中でも
上級者の方と一緒に行きましょう、など
そういった情報も入れていますが、
改めて考えさせられる内容でした。
実際に教えてもらえる登山経験は
有用なので大切にしたいですね。


登山道という切り口から、
現在の登山者の実情や遭難対策、
遭難に伴う裁判についてなど
幅広い視野で捉えた本となっています。
ぜひ、知識をしっかり入れて
安全で充実した登山を楽しんでいただきたいです。


ということで、今週はここまで!


そして!
あんちゃん、この本も読んだ方が良いよ!という
マンゴー隊のみなさまからのオススメ書籍も募集します!
みなさんのレコメンドでわたくしを成長させてください。

theburn@fmyokohama.jp までお願いします!


それではまた来週ー!
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