
博士じゃ。
今週は、「キタマクラ」のウンチクじゃ。
心して聞くのじゃ。
この時期、エサ取り名人
カワハギ釣りの外道として
よく釣れるのが、キタマクラじゃ。
特に最近、キタマクラの数が増えていて、
1日で50匹以上釣ったという話も聞くほどじゃ。
キタマクラは、フグ科の魚で、
大きなものでも体長15センチほど。
浅い海の岩礁地帯や藻場を好む魚じゃ。
背中側は茶褐色で、腹側は白っぽく、
胸ビレから尾ビレにかけて、
2本の黒っぽい縦帯が入っているのが特徴じゃ。
鋭くて強靭な歯を使って、
小魚や甲殻類、貝類、海藻、ヒトデなど
さまざまなものを捕食しているんじゃが、
この鋭い歯で、釣り糸が噛み切られてしまうため、
釣り人の間では、嫌われ者なんじゃ。
名前から察する通り、
皮や肝臓などに強力な
神経毒テトロドトキシンを持っているので、
食べるのは絶対にNG!
皮膚を覆う粘液にも毒が含まれているので、
釣れても、できるだけ素手では触らず、
もし素手で触ったら、その後に口を触ったり、
目をこすったりしないように注意が必要じゃ。