The Burn - Fm yokohama 84.7

釣り博士のマメ知識『「赤潮」のウンチク』

博士じゃ。
今週は、「赤潮」のウンチクじゃ。
心して聞くのじゃ。

最近、北海道東部の
太平洋沿岸を中心とした地域で

秋サケやウニなどが
大量に死んでいるのが問題となっておって、

この原因が、赤潮ではないかと言われておる。

赤潮は、海水の中で、
おもに植物性プランクトンが異常に増殖して、
海の色が変わる現象じゃ。

水が赤く染まることが多いので、
赤潮と呼ばれるんじゃが、

原因となるプランクトンによって色は異なり、
赤以外にも、オレンジ色や
茶褐色になることもあるんじゃ。


ちなみに、赤潮の原因となる
プランクトンの中のひとつに、

「夜光虫」があり、
夜になると海がぼんやりと青く光ることがあるんじゃ。

高度経済成長期には、
窒素、リンが海に流れ込むことで起こる
”富栄養化”が主な原因になって

赤潮の発生件数が急激に増加したんじゃが、
排水基準が強化されたことなどにより、
今は赤潮の発生件数は、
3分の1程度にまで減少しておる。


赤潮がおこると、
プランクトンが魚のエラに触れて、

エラが障害をおこしてしまい、
呼吸できなくなったり、

プランクトンが大量に酸素を消費するために
海水の酸素が欠乏して
大量の魚が死んでしまうこともあるんじゃ。


釣りでの赤潮の影響じゃが、
基本的には、赤潮が発生すると、
いい影響より悪い影響のほうが強いと言われておる。

赤潮が発生している場所での釣りは避けて、
ほかのポイントを探したほうが良さそうじゃ。
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