博士じゃ。
今週は、「深海魚直送便」のウンチクじゃ。
心して聞くのじゃ。
わしも大好きな釣りのひとつ「深海釣り」というと、
どんな魚が釣れるかわからないワクワク感が魅力じゃのぉ。
キンメダイやアカムツのように
おいしい魚が釣れることもあれば、
手のひらサイズの深海ザメ「フジクジラ」が釣れたり、
ヌルヌルの深海アナゴが釣れたり。
そんな深海釣りのようなワクワク感が楽しめるのが、
沼津市の戸田漁港から、
獲れたての深海魚が直送便で届く
「深海魚直送便」じゃ。
深海魚漁の船は、夜中に出港して、夕方に帰港するので、
獲れた深海魚は、本来なら、
次の日の朝に市場の競りに出されるんじゃが、
「深海魚直送便」は、その日のうちにそのまま発送。
早ければ市場に並ぶタイミングと同じ翌朝に、
新鮮な深海魚が家庭に届くんじゃ。
どんな魚が届くかは、お楽しみというワクワク感は、
深海魚釣りと同じ。
ユメカサゴ、ニギス、
トウジン、チゴダラを始め、
コシオリエビ、アカザエビなどの
深海エビが入ることもあるそうじゃ。
面白いのは、食べておいしい
深海魚のセットとは別に、
漁師さんですら名前がわからなかったり、
たまにしか見かけない魚を集めた
「ヘンテコ深海魚便」もあるんじゃ。
こちらは食べることはできないんじゃが、
何が入っているかわからない、
もしかしたら新種がいるかもということで、
深海魚の研究者からの注文もあるそうじゃ。
「深海魚直送便」、面白そうじゃのう。