
博士じゃ。
今週は、「カンパチ」のウンチクじゃ。
心して聞くのじゃ。
カンパチは、ブリやヒラマサによく似た魚で、
正面から見ると、目の上に
斜めの黒い帯があるのが特徴じゃ。
この帯模様が漢字の
「八」の字に見えるのでカンパチと呼ばれるんじゃ。
イワシなどの小魚を補食するフィッシュイーターで、
通常は大きくても1メートルほどじゃが、
最大では、なんと全長190センチ、
体重80キロという記録もあるじゃ。
相模湾では夏から秋にかけて、
ライトタックルやウイリーの五目釣り、ジギングで、
イナダやアジなどに交じって、
若い魚「ショゴ」が釣れるんじゃ。
ちなみに、実は今までカンパチの産卵場所は
詳しくはわかっていなかったんじゃが、
つい最近、長崎大学など研究で、
台湾東部沖の黒潮の中を南下しながら
産卵していることが分かったんじゃ。
つまり生まれた子どもたちは、
黒潮に乗って、
はるばる台湾沖からやってきているんじゃな。
カンパチは、サイズが小さいくても味がいいのが特徴。
最近、相模湾でもショゴが釣れているので、
釣れたら食べてみるのじゃ!