The Burn - Fm yokohama 84.7

釣り博士のマメ知識『「出刃包丁」のウンチク』

博士じゃ。
今週は、「出刃包丁」のうんちくじゃ。
心して聞くのじゃ。

釣った魚をさばくために
欠かせない道具が、出刃包丁じゃ。


魚をさばくのが苦手、という人も、
包丁をちゃんとした出刃包丁に変えたとたん、
魚をさばく楽しさに目覚めることもよくあるのぉ。

なにせ魚をさばくことに特化した包丁なので、
身が崩れず、きれいに切ることができるんじゃ。

一言に出刃包丁といっても、
サイズや刃の形状、
素材など、いろいろなものがある。


まず、長さじゃが、
出刃包丁の場合は、
「大は小を兼ねる」ことはなく、

刃渡りが長い物は、
小ぶりの魚をおろすのには適しておらん。


さばく魚の大きさによって
長さを選ぶことが必要じゃ。


大きい魚を切ることが多いならば、
刃渡り15~18センチがおすすめ。

それよりも小さい、
刃渡り10センチ前後の
いわゆる「小出刃包丁」は、

アジやシロギス、ニジマスなどを
さばくのにおすすめじゃ。


出刃包丁の素材は、
大きく分けると、鋼とステンレスがあって、
切れ味がいいのは鋼で、
大きい魚の骨もスパッと切ることが可能じゃ。

ただし、鋼は錆びやすいので
定期的に刃を研ぐなどのお手入れが必要じゃ。


ステンレスは、錆びにくくお手入れも簡単なので、
たまにしか使わない人や、研ぐのが面倒という人にはおすすめじゃ。

ちなみに、出刃包丁は、
片側にだけ刃が付いている
「片刃」のものが一般的なので、

左利きの場合は、
左利き用を選ぶように気を付けるのじゃ。


出刃包丁は、大きな魚も骨まで押し切ることができるように
他の包丁と比べて重みがある。
女性だと刃渡り15センチでも
重くて使いにくいと感じることもあるんじゃ。


グリップの形や長さでも使いやすさが変わってくるので、
実際に手に取って選ぶのがおすすめじゃぞ!
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