博士じゃ。
今週は、
魚をさばいたときの内臓の処理のウンチクじゃ。
心して聞くのじゃ。
釣った魚を美味しく、安全に食べるには、
釣った後、できるだけ早くさばいて、
エラと内臓をとることが大切じゃ。
朝、早起きして、一日釣りをしたら、
家に帰って来たころにはもうぐったり。
魚をさばくのは面倒になるが、
エラと内臓だけでも、
その日に取り除いておくのがおすすめじゃ。
そこで困るのが、取り除いた内臓の処理じゃな。
ビニール袋で何重に包んで密閉したつもりでも、
常温で置いておくとたちまち悪臭を放つようになるんじゃ。
骨やヒレでビニール袋に穴があいてしまって
汁が染み出してくると、もう最悪じゃ。
翌日にゴミ収集があるなら、まだいいんじゃが、
ゴミ収集が数日先になる場合は、
内臓を冷凍しておくのがおすすめじゃ。
内臓やエラ、
骨などはまとめて新聞紙などで包んだうえ、
ビニール袋を二重三重にして冷凍庫へ。
凍ってしまえば、汁や匂いが漏れる心配は無用じゃ。
家で魚の内臓を捨てなくていいように
釣れたらすぐに船の上で
さばく人もいると思うが、
さばいた魚の内臓を海に捨てるのは、
不法投棄として法律で
禁止されているので注意が必要じゃ。
ちなみに、死んでしまった魚を海に返したり、
余ったエサを海に捨てたりするのも、
不法投棄となるので注意するのじゃ。
また、血や内臓を海に捨てると、
サメが寄ってきて
せっかく釣った魚を横取りされてしまうので、
他の釣り人にも迷惑をかけてしまうのじゃ。
船の上で魚をさばくなら、
内臓やエラは袋などに密封して、
しっかり持って帰るか、
船宿で廃棄できるか相談してみるんじゃな。