The Burn - Fm yokohama 84.7

釣りはこんなにサイエンス /高木道郎さん著

ADモーリーです!

まだまだアウトドア初心者のわたくしADモーリーが
様々なアウトドア書籍から、
初心者なりにこれはびっくりだな!とか、役立つぞ!
と思った知識をピックアップして載せていくこの企画。


題して、
「ADモーリーのアウトドア書籍から学ぼう!」


今週は、神奈川県在住のフリーライターで
釣り具メーカーのアドバイザーも務める
高木道郎さんの著書
釣りはこんなにサイエンス」をピックアップ。



釣りに役立つ気象学や海洋学、地理学、地質学などを
実際の釣りに合わせてわかりやすく解説し、
さらには釣れた理由が分かることによって、
今まで以上に釣りが楽しくなること間違いなしの本
釣りはこんなにサイエンス」から、
アウトドア初心者のわたくしがまず注目したのは…




「荒れ後に魚の活性が高まるのはなぜ?」




「荒れ後」は大釣りのチャンスとされています。
 大シケの海では波が岩や堤防を洗い、
 岩にへばりついた稚貝や海藻、
 隙間に潜む小動物などを海に叩き落とします。
 増水した河川からはエビや川虫が押し流され、
 大ザラシが海中に酸素を供給します。
 濁りも発生して海中の透明度が低くなり、
 魚の警戒心もやわらぎます。』

 (本より引用)


波が荒れた後は魚が釣れる!というのは
かすかに聞いた覚えがありましたが、
実はこんなメカニズムになっていたとは!
特に「酸素を供給する」という部分は
なるほど!と感心してしまいました。




続いて注目したのは...




「魚が食い立つキッカケとはなんだろう」





『思い返してみると魚が釣れだすときには、
 なんらかのシグナルがあったように感じます。
 なんらかのキッカケで魚の活性が高まった状態を
 「時合(じあい)」と呼びます。
 もっとも大きな要因は潮の動きですが、
 風が吹いて海面にかすかに波立っただけで、
 アタリがではじめることがあります。
 時合とは潮の動きを基本に、さまざまな要素が
 複雑に絡み合わさって
 構成されるチャンスタイムにほかなりません。』

 (本より引用)



「時合」という言葉、
みなさんは知っていましたか?
釣りを楽しんでいる方はご存知ですよね。
その仕組みは複雑で統計化するのは不可能なようです。
しかし、釣行中の自然状況の変化を見ながら、
もしかしたらそろそろ来るかも...
と思いながらやってみると
なかなかこないヒットを待っているのも、
少し楽しくなりそうですね。


高木さんは本著で、
釣りというキーワードで自然の仕組みを知っていくことは
綺麗な海や魚の多様性を守っていくことにもつながる
といったことも書いています。
楽しく釣りが出来るのも、
魚の住処があり、様々な魚が生息しているからです。
アウトドアもいろんな角度で楽しみたいですね!



ということで、今週はここまで!


そして!
あんちゃん、この本も読んだ方が良いよ!という
マンゴー隊のみなさまからのオススメ書籍も募集します!
みなさんのレコメンドでわたくしを成長させてください。

theburn@fmyokohama.jp までお願いします!


それではまた来週ー!
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