博士じゃ。
今週は、「トンジギ」のウンチクじゃ。
こころして聞くのじゃ。
今、三重県を中心に大フィーバーしている
新ジャンルの釣り「トンジギ」を知っておるかのぉ?
トンジギというのは略称で、
正式名称は、「トンボジギング」じゃ。
ジギングで「トンボ」を狙う釣りなんじゃが、
そのトンボとは、
「ビンナガマグロ」のことじゃ。
ビンナガマグロは、
よくビンチョウマグロと呼ばれるが、
三重県では、「トンボ」と呼ぶんじゃ。
言われてみれば、
長い胸ビレがトンボのように見えなくもないのぉ。
マグロの中では小型じゃが、
それでも大物は30キロにもなるんじゃ。
トンジギが人気になっている理由の一つが、
その手軽さじゃ。
マグロを狙うにしては、
かなりライトな、
ブリを狙うようなタックルでも挑戦できるので、
その手軽さと刺激的なファイトで、
多くの釣り人の心をキャッチして、
一大ムーブメントとなっているんじゃ。
タックルはお手軽とはいえ、
200~300グラムのジグを
1日シャクリ続けなくてはいけないので、
わりと体力的にはハードな釣りじゃな。
狙う水深は、30~100メートル前後じゃ。
相手がマグロだけに、
出会えるチャンスも決して多くはなく、
いつかアタルと信じて
シャクり続ける強い気持ちも必要じゃ。
ビンナガマグロにまざって、
キハダが釣れることもあるから、
気は抜けないぞ。
水温が低い1月から5月くらいまで、
三重沖で楽しめるので、
いつかはチャレンジしてみたいものじゃのぉ。