博士じゃ。
今週は、「ヨコヅナイワシ」のウンチクじゃ。
心して聞くのじゃ。

今週、新種の深海魚が
発見されたことが発表されたんじゃが、
その新種の深海魚が「ヨコヅナイワシ」じゃ。

発見したのは、
ＪＡＭＳＴＥＣ＝海洋研究開発機構の
深海生物多様性研究グループ
藤原義弘上席研究員らのチームじゃ。

藤原さんといえば、
ザバーンの企画「深海バスターズ」にも
参加してくれたことがあるのぉ。

今回の調査では、
神奈川県立海洋科学高等学校の協力のもと、
海洋科学高校の実習船「湘南丸」で、
駿河湾での深海延縄調査を実施。

水深2,171メートルより深い場所で採集した
４個体を調査したところ、
新種だということが分かったんじゃ。

この新種は、全長およそ１４０センチ、
体重２５キロにも達する魚で、
セキトリイワシ科の魚類の中でも最大種ということで、
ヨコヅナイワシと名付けられたんじゃ。

セキトリイワシの仲間には、
クラゲなどを食べている魚が多いんじゃが、
このヨコヅナイワシは、
生態ピラミッドの最上位に位置する、
いわゆる「トップ・プレデター」であることがわかったんじゃ。

延縄で釣れたということは、
深海バスターズでも、
もしかしたら釣れるチャンスがあるかもしれんのぉ。

いつか釣ってみたいものじゃ。