The Burn - Fm yokohama 84.7

釣り博士のマメ知識『「テナガエビの養殖」のうんちく』

博士じゃ。
今週は、「テナガエビの養殖」のウンチクじゃ。
心して聞くのじゃ。

この釣りコーナーでも、
お馴染みのテナガエビ。

5月から9月にかけて
多摩川などでも釣れる、美味しいカワエビじゃ。


そんな日本在来種のテナガエビの養殖に
高知県の養殖業者が、世界で初めて成功したという
ニュースが入ってきたのじゃ。

養殖に成功したのは、ミナミテナガエビじゃ。
高知県産のミナミテナガエビは、
高級食材となっているんじゃが、

残念なことに漁獲量は
年々減ってしまっているんじゃ。


神奈川県にも
ミナミテナガエビは棲息しているので、

釣れることもあるんじゃが、
ただ、テナガエビと
ミナミテナガエビの見分けは難しいので、

気付くことはないかもしれないのぉ。

ハサミの先端に
毛がたくさん生えているのがテナガエビで、

毛が少ないのが、
ミナミテナガエビなんじゃが、

テナガエビも小型の個体は
毛が少ないので、見分けるのは困難じゃ。


そんなミナミテナガエビじゃが、
養殖は難しく、最も大きな課題は「共食い」だったんじゃ。

共食いを減らすために試行錯誤する中で、
エビの大きさで選別して、水槽を分け、
隠れ家をたくさん作ることで、共食いが激減したそうじゃ。

このまま量産・生育が順調にいけば、
来年の春以降に、販売を開始できる予定ということじゃ。
楽しみじゃのう。
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