The Burn - Fm yokohama 84.7

釣り博士のマメ知識『「モノノケトンガリサカタザメ」のうんちく』

博士じゃ。
今週は、
「モノノケ トンガリ サカタザメ」のウンチクじゃ。

心して聞くのじゃ。

モノノケ トンガリ サカタザメという魚を知っておるかのぉ?
魚に詳しいザバーンリスナーと言えども、
この魚を知っている人は少ないかもしれんのぉ。

というのも、この魚、
今年、新種として登録されたばかりの魚なんじゃ。


フカヒレを目的とした乱獲で
生息数が減少して、

国際自然保護連合の
レッドリストの近絶滅種に指定されている

トンガリサカタザメの仲間で、
体長は最大で2メートル以上。


サメのような体形で、
名前にもサメとついているが、

実はエイの仲間じゃ。

ちなみに、サメとエイの違いは、
エラが体の側面にあるのがサメで、
腹側にあるのがエイじゃ。

この「モノノケ トンガリ サカタザメ」、
どうやって発見されたかというと、

「かごしま水族館」で
「トンガリサカタザメ」として

20年以上飼育されていた魚を
よく調べたら新種だったことが分かったんじゃ。

日本でエイの新種が登録されたのは、およそ10年ぶり。

裏から見ると三角巾を着けた
お化けのように見えることから

「モノノケトンガリサカタザメ」
と命名されたそうじゃ。


普段、わしらが何気なく
釣っている魚の中にも、

実は、新種がまざっているかもしれないと思うと、
ロマンがあるのぉ。
top