The Burn - Fm yokohama 84.7

プロスラックラインライダー 福田恭巳さん

おはようございます!ADモーリーです。

昨日のザバーンではゲストに、
プロスラックラインライダーの
福田恭巳さんをお迎えしました。



最近では、アウトドアイベントでも
見かける機会があるスラックラインですが、

Q.そもそもスラックラインってどんなものですか

『スラックラインは、幅5センチのベルトの上を
 歩くのが基本になります。歩けるようになったら、
 ポーズをとったり、ジャンプや回転をしたり、
 いろんな事がスラックラインの上で出来るようになります。』


Q.もともとどこで生まれたスポーツなんですか

『2007年にドイツでスラックラインが商品化されて、
 2009年くらいに日本に入って来ました。』


Q.サーカスとかの綱渡りとは違うんですか

『そうですね。綱渡りはタイトロープって言って、
 太い綱をピーンと張って、その上でバランスを取るんですけど、
 スラックラインは、体重をかけるとラインがたわむので、
 上下左右に揺れるんですね。
 そこでバランスを取るというのがスラックラインなので、
 綱渡りとはちょっと違いますね。』


Q.スラックラインはどれくらい広まってるものなんですか

『今かなり広まっていまして、世界で見ると300万人くらい、
 日本でも4〜5万人がやっているんではないかと言われています。
 少しづつではあるんですが、
 この10年で増えて来ているなって思います。』


Q.いろんな技があるんですよね


『そうですね、本当にいろんな技があって、
 歩くだけではなくて、ヨガみたいにポーズをとって
 バランスを楽しむ動きもあれば、
 トランポリンみたいな感じで飛んだり跳ねたりして、
 空中で回転するアクロバティックな動きもあります。』


Q.福田さんがやっているのは、
 そのアクロバティックな動きのものなんですよね?

『そうです。
 それがトリックラインって言うんですけど、
 そちらで大会に出たりとかして活動しています。』


Q.大会は頻繁に開催されているんですか?

『今年はコロナの影響でほとんど中止になってしまったんですけど、
 例年だと国内でも年に5〜6回くらい大会があって、
 海外でも年に数回は開催されていますね。』


Q.海外にも行かれたりとお忙しいですね。

『今は出産をして、2歳の子供がいるので、
 ここ2〜3年は国際大会には出てないんですけど、
 国内の大会は去年から復帰して参加しています。』


Q.福田さんがスラックラインに
 出会ったきっかけはなんだったんでしょうか

『高校生の時にスポーツクライミングをやっていて、
 そこで週に一回イベントで
 スラックラインをやることになって、
 その時に初めて出会いました。』


Q.もともとどういうクライミングをやってたんですか

『インドアのスポーツクライミングで、
 今はオリンピックの競技にもなってるやつですね。
 国体とかにも選手として出場してました。
 スラックラインもクライミングの
 トレーニングの一環として最初は始めました。』


Q.スラックラインに本格的に
 転向されたきっかけはなんですか

『スラックラインは取り組んだ分だけ成長が感じられると言うか、
 基本は立つ歩くというところから始まるので、
 無理なく上達出来て、さらにいろんな技があるので、
 それを習得する達成感とか喜びがすごくて、
 だんだんスラックラインの方が楽しいと思い始めて、
 気がついたらこっち一本になってました。』


Q.2013年には世界ランキング1位になりましたが、
 当時はどういった演技をされていたんですか?

『当時はアクロバティックな技が開発され始めた頃で、
 お尻で跳ねて横に回転したりとか、
 縦に一回転したりとか、
 そういう技を繰り出したり、
 あとは、スラックラインの上で
 足を開脚する技があるんですけど、
 バレリーナみたいで女性らしい動きなんですが、
 スタティックって言う
 静的な動きも入れて大会を戦っていました。』


Q.技は今もっと進化しているんですか?

『今もどんどん技が開発されてアップデートされていくので、
 その当時に比べたら、回転数だったり、
 横にひねったり、3Dな動きも出てきて、
 体操競技にも近いような動きが増えてるなって感じですね。』


Q.福田さんの現在の1番の技はなんですか?

『もともとアクロバットな動きが苦手だったので、
 技についていくのが大変なんですけど、
 横に二回転したりとか、
 あとは縦回転の中にひねりを入れたりとか、
 そういうレベルアップした技に挑戦しています。』


Q.トランポリンと近かったりするんですかね?

『飛んだり跳ねたりすることは
 トランポリンに近いと思います。

 トリックラインでプロを目指す選手は、
 空中感覚を身につけるために
 トランポリンも一緒に練習しています。』

Q.福田さんはスラックラインのプロとして
 具体的にどんな活動をしているんですか?

『選手として国内外の大会に出場したり、
 イベントなどで体験会やパフォーマンスをしたりと
 スラックラインの普及活動も行なっています。
 あとは、教室も開いたりしています。』


Q. JEEPの企画にも参加されていますね?

『JEEP REAL GAMESといって、
 JEEPさんがアクションスポーツを集めた大会を企画していて、
 今年はコロナの影響で開催が出来なかったんですけど、
 その大会のスラックライン部門でメンターとして、
 大会の運営やアドバイスをしています。』


リスナーからの質問にも答えていただきました!

『去年イベントで、スラックラインを見かけたので
 やってみたんですが、生まれたての
 子鹿のように足がプルプルして全然乗れませんでした。
 しかし、練習したら乗れるのではと思い、
 購入を検討しているところでした。
 オススメのスラックラインはありますか?
 また、木が無いと出来ませんか?』

『オススメはテナガザルのマークが目印の
 ギボンスラックラインです。
 スラックラインのオリジナルのブランドになります。
 安全性も優れていますので、
 初心者の方はギボンスラックラインの
 クラシックラインを購入するのをオススメします。
 スラックラインは基本的には木に結びつけて遊びますが、
 木がないような室内でも遊べるように、
 スラックラックっていう商品が
 そのギボンスラックラインにあります。
 もう1つ別の方法としては、
 お庭とかがあるようでしたら、
 地面に杭を打って、アンカーを地面に埋めて
 それを木の代わりにして
 スラックラインを張ることも出来ます。』


Q. 福田さんも最初は
生まれたての子鹿のようになりましたか?

『なりました笑
 まだハウツーが確立されていない時に始めたので、
 どうやって揺れを収めるかがわからないまま
 ひたすら乗って練習していました。』

Q. どうやったら揺れは収まるんですか?

『まずはリラックスして、
 肩周りなど上半身の力を抜くと揺れが収まります。
 力は抜くんですけど背筋は伸ばして、
 体幹部分には力を入れて
 軸がぶれないようにバランスを取るのがコツです。
 私は週に1回、1時間程度練習して、
 5メートルくらい歩けるようになるまでに、
 1〜2ヶ月はかかったかなと思います。
 今はこうやれば上手くできるっていうのが
 結構はっきり出ているので、
 誰でも歩けるようになると思いますよ。』

Q. そんな福田恭巳さんですが、
ご自身が主催する大会が開催されるそうですね?

YUKIMI CUPといって、
 プロを目指すアマチュアの方から
 初心者まで参加できるような大会を企画しました。』

Q. 最後に皆さんにメッセージをお願いします。

『スラックラインはすごい楽しいスポーツなので、
 多くの人に見て欲しいし、
 体験してもらいたいです。よろしくお願いします。』


「YUKIMI CUP 2020 "For Amnateur Slackline Competition"」
日時:2020年10月31日(土)10:00-18:00
場所:浦安市運動公園 新スポーツコート
参加人数50人



大会当日は福田さんの演技も見られるそうです!
観戦や体験は無料で出来るそうですので、
ぜひ足をお運びください〜!
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