
博士じゃ。
今週は、「ゴンズイ」のウンチクじゃ。
心して聞くのじゃ。
防波堤や磯で夜釣りをしていると
ゲストとしてよく釣れるのが、ゴンズイじゃ。
ゴンズイは、大きさが10~20センチほどで、
口の周りに8本のヒゲがあるのが特徴じゃ。
見た目の通り、ナマズの仲間で、
海で一生をおくるナマズは
世界的に見ても珍しいんじゃ。
フェロモンで仲間を呼び寄せ、
「ゴンズイ玉」と呼ばれる
団子状の群れになって泳ぐ習性があるので、
一度釣れ出すと、連続して釣れることが多いんじゃ。
厄介なのは、胸ビレと背ビレのトゲ。
このトゲに毒があるので、
釣り人からは嫌われているんじゃ。
暗くて手元がよく見えず、不用意に掴んでしまって、
トゲが刺されて、悲鳴を上げた人も多いはずじゃ。
ほとんどの釣り人は慌ててリリースしているようじゃが、
実は、蒲焼きや柳川、
みそ汁や天ぷらにすると、かなり美味しいんじゃ。
ちなみにトゲの毒は、ゴンズイが死んでも消えないので
さばくときには、まずやっかいなトゲを
ハサミで切り取ることが肝心じゃ。
釣れたら気を付けて食べてみるのじゃ。
お試しあれ!