The Burn - Fm yokohama 84.7

釣り博士のマメ知識『「うおづら」のうんちく』

博士じゃ。

今週は、「うおづら」のうんちくじゃ。
心して聞くのじゃ。

釣った魚を撮影する時、どのような角度で撮るかのぉ。
一番多いのは、図鑑と同じように、
魚の側面を撮影するパターンじゃないかのぉ。

図鑑では、魚のイラストや写真が必ずと言ってもいいほど
左向きで掲載されておる。

ところが、今日紹介する本、
『世界初の魚の顔図鑑 うおづら』は、
魚を真正面から撮影した写真ばかりが掲載されている、
ちょっと変わった本なんじゃ。

この本は、水生生物写真家の森岡篤さんが撮影した
魚の正面写真、つまり魚の顔ばかりを集めた写真集で、
8月に出版されたばかりの本じゃ。

魚を正面から見ると、
かわいい顔に見えたり、怒った顔に見えたり、

誰かに似た顔に見えたり、
とてもユニークな写真集になっておる。

森岡さんは、この写真集のために、
およそ150匹の魚たちを自宅の水槽で飼い、
最高のコンディションで撮影そうじゃ。

1カットを撮影するのに費やせる時間は5分。
それ以上の時間をかけると魚が
ストレスで不機嫌になって、

いい顔をしてくれないそうじゃ。

この写真集を見ると、魚を見る目が変わるかもしれんのぉ。
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