博士じゃ。
今週は「潮溜まり」のウンチクじゃ。
心して聞くように。
夏といえば、海。
とくに子どもたちは、
海で遊びたいんじゃないかのぉ。
とはいっても、
この夏は、海水浴場が開いていなかったり、
海釣り公園は、
入場制限でなかなか入れなかったりと、
海で遊ぶのも難しいのが現実じゃ。
そんな時におすすめなのが「潮溜まり」じゃ。
潮溜まりは、
干潮のときに磯場の岩礁の隙間にできる水たまりのことじゃ。
子どもたちが小さな網と虫かごを持って、
潮溜まりで、
小魚やカニを追いかけている姿は夏の風物詩じゃのぉ。
そんな潮溜まりじゃが、
釣りを楽しむこともできるんじゃ。
釣れるのはクモハゼ、アゴハゼといった
5センチほどの小さなハゼの仲間が中心じゃが、
10センチを超えるハゼの仲間、
ドロメが釣れることもあるんじゃ。
釣り方は簡単。
釣り竿や仕掛けはタナゴ用でOK。
竿は短めの方が使いやすいぞ。
エサは、小さく切ったジャリメがいいのぉ。
臆病な魚なので、
気付かれないようにそぉーと近づいて釣るのがポイントじゃ。
釣れた魚を観察すれば、
自由研究にもうってつけじゃ。
他にも、岩陰にはショウジンガニやマダコなど
大物が隠れていることもあって、
潮溜まりと言ってもなかなか侮れないぞ。
潮溜まり釣り、チャレンジしてみるのじゃ。
そうそう、しっかり干潮の時間を
チェックしてから出かけないと
行ってみたはいいけど、
潮溜まりがなかった
なんてこともあるので注意するのじゃ!