博士じゃ。
今週は、アイゴのウンチクじゃ。
心して聞くのじゃ。
アイゴは、釣りをするなら
ぜひ知っておいた方がいい魚じゃ。
アイゴは、クロダイやメジナ以上に
強い引きを見せてくれるので
関西では、人気のターゲットじゃが、
関東では専門で狙う人は少ない。
とは言っても、
堤防釣りでも、船釣りでも
ゲストとして釣れることは多いので、
釣り人には、お馴染みの魚じゃな。
アイゴが釣れるポイントは、
外洋に面していて、波が穏やかな磯や堤防じゃ。
良く釣れる時期は、産卵期でもある夏じゃな。
海藻を好んで食べることから
藻場の付近を狙って釣るのがおすすめじゃ。
オキアミをエサにしたウキ釣りで狙うのが定番じゃな。
ちなみに、なぜ、アイゴが
「釣りをするなら知っておいた方がいい魚」
なのかというと、
それは、毒を持っている魚だからじゃ。
背ビレ、尻ビレ、腹ビレのトゲが鋭く、
それぞれのヒレには毒があるので、
このトゲに刺さるととても痛いんじゃ。
釣れた時に、
うっかりトゲが刺さってしまうと大変じゃぞ。
しかも、アイゴは死んでも毒は消えないので、
持ち帰ってさばくときにも注意が必要じゃ。
そんなアイゴ、実は食べても美味しい魚で、
刺身、塩焼き、煮付け、唐揚げ、
味噌漬け、ムニエルなどで
どんな料理にも合うんじゃ。
磯臭いという人もいるんじゃが、
磯臭さの原因は内臓にあるので、
新鮮なうちに内臓を傷つけずに処理して、
しっかりと水洗いすれば、
美味しく食べることができるんじゃ。
さばく前に、毒のあるヒレをハサミで切っておくことも忘れずに。