博士じゃ。
今週は、日本一おいしい鮎のウンチクじゃ。
心して聞くのじゃ。
苔を食べて育つ鮎は、川の環境の影響を受けやすいので、
釣れた川によって、かなり味が違うと言われておる。
では、どこの鮎が一番おいしいのか?気になるのぉ。
実は、日本全国の鮎を食べ比べて
一番おいしい川を選ぶというイベント
「清流めぐり 利き鮎会」が、毎年高知県で行われているんじゃ。
審査するのは、一般の参加者や漁業関係者で、
目の前のアユがどの河川のものかは分からない状態で、
見た目、香り、味などを総合的に判断して投票するんじゃ。
日本一の鮎を決めるとは、まるで「鮎の甲子園」じゃな。
このイベントで入賞の常連となっているのが、
長良川(ながらがわ)、馬瀬川(まぜがわ)、
和良川(わらがわ)など、岐阜県の鮎じゃ。
去年2019年は、28都道府県の63河川から
自慢のアユが出品されて、その中からグランプリとなったのは、
岐阜県・木曽川水系の「和良川(わらがわ)」。
和良川は、山間の源流部にある川としては
水温が高めで良質なコケが育つので、
他に類を見ないほど香り豊かなおいしい鮎が育つんだそうじゃ。
ちなみに、去年の準グランプリには、
東京の秋川の鮎が選ばれておるんじゃ。
今年もおいしい鮎が食べたいものじゃのぉ。