The Burn - Fm yokohama 84.7

釣り博士のマメ知識『ウェーディングシューズのメンテナンス』

今週は、
ウェーディングシューズのメンテナンス方法を紹介します。

フライフィッシングなどで、
川や湖などに立ちこむときに
ウェーダーの上から履く「ウェーディングシューズ」。
しっかりメンテナンスしていますか?

ウェーディングシューズの日頃のお手入れとしては、
使った後に、軽く洗ってしっかり乾かすことが大切です。
表と中を軽く洗って汚れを落とし、
靴底のフェルトもブラシで洗って、
しっかり乾くまで、2、3日陰干ししましょう。

ウェーディングシューズは革を使っているものが多いですが、
革は日なたに干すとバリバリになってしまうので必ず陰干しです。
つぶれた形のまま乾かすと、
その形のまま乾燥してしまうので注意しましょう。

しっかり乾いたら、
革を使っている部分にミンクオイルを塗っておくと長持ちします。

汚れがひどいときや、シーズン終わりには、
紐を外して、洗濯機で洗って、
しっかり汚れを落とすのもおすすめです。

それから、
ウェーディングシューズのメンテナンスで注意すべきなのは、靴底。
ウェーディングブーツは、
水中のヌメッとした岩で滑らないように
フェルト製の靴底を採用しているものが多くなっています。

フェルトは、使っていくうちにどんどんすり減ってしまい、
底の減った靴は、グリップ力が弱くなって滑ってしまったり、
最悪、底がなくなって壊れてしまったりすることもあります。

フェルトが減ってきた場合は、
メーカーの張り替えサービスに出すこともできますが、
釣り具屋さんで、張り替えフェルトと、専用の接着剤を買えば、
自分で張り替えることもできます。

やり方はとても簡単。

まずは今ついているフェストを剥がします。
フェルトをプライヤーで挟んでめくりながら、
シューズとの接着部分をカッターで切って剥がしていけばOK
この時、靴底を切らないように注意してください。
取りきれず残ってしまったフェルトは、
サンドペーパーできれいに落とします。

あとは、張り替えフェルトを靴底の形にカットして、
専用の接着剤で貼り付けるだけです。
貼り付けたら、ガムテープでぐるぐる巻きにして、
圧力をかけた状態のまま乾燥させます。
接着剤によりますが、2〜3日で完全に接着します。

最後に、フェルトとともにトラブルが多いのが、縫い目のほつれ。
これは、アクアシールという接着剤で縫い目部分を補強しておくことで、
簡単に防止することができますよ。

ウェーディングシューズは、釣り人の安全を守る大事なアイテム。
日頃からしっかりメンテナンスして、釣りを楽しみましょう。

以上、「ウェーディングシューズのメンテナンス方法」でした。
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