博士じゃ。
今週は、「ギンザケ」のウンチクじゃ。
心して聞くのじゃ。
ギンザケと言えば、
スーパーでも切り身でよく見かける魚じゃが、
実は、日本近海にはほとんどいない魚で、
たまーに北海道の川に迷い
サケとなって登ってくるくらいなんじゃ。
スーパーで売っているギンザケは、
ほとんどが南米のチリで育った養殖ものなんじゃな。
食卓でおなじみの鮭の仲間だと、
ギンザケのほかに、シロザケ、ベニザケがあるんじゃが、
その中でも一番脂が乗っているのがギンザケじゃ。
管理釣り場が好きな釣り人なら、
ギンザケというより
「コーホーサーモン」という名前の方が
馴染みがあるかもしれないのぉ。
コーホーサーモンは、
ベリーパーク in フィッシュオン!王禅寺や、
東山湖などにも放流されておる。
水温が低い時期なら食いが荒く、釣りやすいので
管釣り初心者にもピッタリの魚じゃ。
また、芦ノ湖ではここ何年か試験的に放流されていて、
50センチ弱まで育った個体が釣れることがあるんじゃ。
見た目はサクラマスにそっくりなんじゃが、
よく見たらギンザケだった!
ということもあるので注意するのじゃ。
それから、
最近では東京湾でギンザケの養殖も始まっているんじゃ。
養殖ギンザケは、
海水温が18℃を超えると成長に影響が出るそうなんじゃが、
東京湾の水温が18℃以下になる12月から飼育を始めて、
水温が18℃を上回る5月上旬までには全て出荷するそうじゃ。
江戸前のギンザケ、うまそうじゃのぉ!