The Burn - Fm yokohama 84.7

釣り博士のマメ知識『「バチ抜け」のウンチク』

博士じゃ。

今週は、「バチ抜け」のウンチクじゃ。
心して聞くのじゃ。


「バチ抜け」とは、
ゴカイ、イソメなどの多毛類が

産卵のために砂の中から這い出て、
水面を浮遊することじゃ。


一面を覆いつくすほどのゴカイが
水面まで上がってきて、

流れに身をまかせて流されているので、
水面を見れば一目瞭然じゃ。


バチ抜けの本格シーズンは、
東京湾では2月頃から始まる。

おもに大潮や中潮の日、
満潮から下げ始め3時間ほどの間に発生することが多いんじゃ。
海はもちろんじゃが、
川の汽水域や運河でも見ることができるぞ。


今年も既にバチ抜けの目撃情報が届いていて、
来週末はちょうど大潮を迎えるので、期待できそうじゃぞ。

このバチ抜け、
冬に産卵を終えたシーバスにとっては、

とてもいいご馳走で、
体力を回復させるために荒食いをするんじゃ。


バチはシーバスにとって
探しやすくて食べやすいターゲットなので

この時期のシーバスはバチを偏食する。

バチ抜けしていると、
イワシが泳いでいても見向きもしないときもあるので

この時期にシーバスを釣るなら、
バチ抜けパターンは外せないんじゃ。

パターンにハマれば数釣りも楽しめるぞ。

にょろにょろ系など、
バチ抜け専用のルアーを使って

アクションをつけず、
ゆっくりゆっくりただ巻きするのが定番じゃぞ。


バチ抜けシーズン、シーバスの爆釣を目指すのじゃ!
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