
博士じゃ。
今週は、
光る深海魚「ハダカイワシ」のウンチクじゃ。
ハダカイワシは、深海にすむ魚で、
名前にイワシがついていて、
しかも見た目がカタクチイワシに似ているので、
イワシの仲間と思われがちじゃが、
イワシとは全く違う魚じゃ。
ウロコがはがれやすく、
網などで獲れたものは船に上げられる時には、
ほとんどウロコがない状態になっていることが
「ハダカイワシ」の名前の由来じゃ。
身体の腹側には、
頭から尾にかけてポツポツと発光器が並んでいて、
発光器を光らせることで、
自分の影を消して、身を守っておるのじゃ。
ハダカイワシの仲間は種類が多く、
この発光器の位置が、
種類を見分けるポイントにもなっておる。
深海釣りをしていても、
なかなか釣れることはないんじゃが、
深海では、イカと並んで、重要なベイトなので、
深海釣りをするなら、
ハダカイワシの特徴を知っておいて損はないのじゃ。
ちなみに、
ハダカイワシは干物などで食べられることもあって、
とてもうまいんじゃが、
人間では消化できないワックスエステルを含んでいるので、
食べ過ぎには注意が必要じゃ。