
博士じゃ。
今週は、お正月に食べる魚とその由来のうんちくじゃ。
お正月の定番の魚といえば、ブリじゃな。
焼き物としてはもちろん、地域によってはお雑煮にも使われておる。
ブリは出世魚なので、立身出世を願う意味が込められておるんじゃな。
次は、ニシンとその卵の数の子じゃ。
ニシンは、二人の親、両親のことで、
その子どもが数の子。
つまり、子宝に恵まれますようにという願いが込められているんじゃ。
関西を中心にお節料理に使われる
カラカラになるまで干した棒状のタラ「棒鱈(ぼうだら)」は、
たらふく食べられるように、
一年間食に困りませんようにという意味が込められておる。
そして、忘れてはいけないのが、尾頭付きの真鯛。
実はもともと正月の鯛は「睨み鯛」といって、
三が日は、箸をつけずに飾っておく習慣があったんじゃ。
なぜ三が日は、食べないかというと、
この鯛は神様に食べて頂くお供え物だったんじゃ。
だから3が日供え終わってから、
神様から頂いた物ということで、人が有難くいただいたんじゃな。
地域によって習慣はさまざまじゃが、
今でも3が日、お供えしておくところもあるそうじゃぞ。